バンコクのクラフトビール事情 (2)

published on 2014-11-10

アメリカン・スタイルのクラフトビールが飲めるRoadhouse BBQ

Roadhouse BBQ

バンコクで唯一、本物のアメリカン・スタイルの料理が食べれるお店というRoadhouse BBQ Bangkok。リブ、バーガー、ステーキ、バッファローウィングなどなど、アメリカン・バーベキューのレストランとして、3階まである店内はいつも西洋人(多分、アメリカ人)で混み合っています。日本人やタイ人はほとんど見かけませんが。

アメリカン・スタイルの料理が日本人好みであるかどうかは保証致しかねますが、昨年バンコクのベスト・アメリカンレストランに選ばれたほどの実力ある料理ということです。


Roadhouse BBQ

そして、なぜバーベキュー・レストランをここで紹介するかというと、ここがバンコクのクラフトビール・シーンにおいて老舗ともいえる存在だからです。

ドラフトではシンハーやチャンといった定番だけでなく、Deschutes, Anderson Valley, Rogue, BrewDogなどもありますし、ボトルなら更にMikkellerやSt. BernardusにイタリアのBirra del Borgoなど、20種類ほどのラインナップが。
ただし、20種類だけといってもこれは「今月のクラフトビール」ということなので、定期的にラインナップの入れ替えが行われているようです。


Rodahouse BBQ

Roadhouse BBQの場所はサイアムと並ぶバンコクのもう一つの中心地であるシーロム地区、BTSや地下鉄の駅からもほど近いラマIV通りとスラウォン通りの角地になります。
ラマIV通りは高速道路の高架も走っていてかなり騒々しい通りですが、お店の入り口はスラウォン通りに曲がってすぐのところにあります。

日本人観光客にも人気のタイ・シルクの名店ジム・トンプソンの本店の隣ですし、スラウォン通りをずっと進めばシーフード料理で有名なソン・ブーンも歩いて行ける距離なので、ショッピングのついでに立ち寄れるロケーションです。

クラフトビール専門のオープン・バー、その名もCRAFT

CRAFT

バンコクのビール・シーンの最先端をゆくクラフトビール。その中でも今年2014年の9月にオープンしたばかりなのがアソークにあるCRAFT、駐車場に面したオープンスペースにカウンターと小さなテーブル、合わせて20人も入れば満席になりそうなこぢんまりとしたクラフトビール・バーです。

一応、すべての席に屋根はかかっていますが、少し高めなので南国特有のスコールに遭うと端の方の席は濡れてしまうかもしれません。それぐらいに開けっ広げな、それこそ通りから飲んでいるのが見られそうなほどのオープン・バーなのです。


CRAFT

そんな見かけとは裏腹に、ビールのラインナップはクラフトビールのみというピーキーぶり。
ドラフトは8種類で、Anderson Valley, Rogue, Deschutesからローテーションでつなぐそうです。ブラックボードに書かれたメニューにも Permanent Rotating と書かれていました。
瓶ビールもやはりクラフトビールで50種類ほどの中からローテーションで置いてあるそうです。

とにかく、小さな店内のこと、置いてあるビールの数も限られてはいますが、その一つ一つが厳選されたアメリカのクラフトビールなのです。


CRAFT

CRAFTの場所はスクンビット通りのソイ23。BTSのアソーク駅と地下鉄スクンビット駅が交差するアソークの交差点から、東に一つ目のソイ(小さな通り)をおよそ300m、徒歩で5分ほど北上したところにあるGiustoというイタリアン・レストランの中、駐車場前のオープン・スペースに併設されています。

アソークの交差点近くには他にも、バンコク・ミニレポートで紹介したブリティッシュ・パブthe Black Swanや、同じくミニレポートで触れたベルギービールの販売店Maison du Vinのあるソイ19もありますし、歓楽街として有名なソイ・カウボーイはアソーク通り(ソイ21)とソイ23の間を結んでいます。

そして、BTSアソーク駅直結の最新ショッピングモール、ターミナル21にはタイ料理や日本料理(!)のレストラン、そして、ローカルフードが格安で清潔に(ここ、重要です)食べられるフードコートなどもあって、観光客にもおすすめのスポットとなっています。

kiyora

author : kiyora
my favorite beer : Dead Pony Pale Ale