東京リカーランド

published on 2014-07-11

東京リカーランド

東京リカーランド
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東京都足立区北千住旭町40-22
営業時間 10:00-22:00

5月の晴れ渡ったとある日、北千住にある東京リカーランドさんへお邪魔してきました。
「もともとは普通の酒屋だったんですが、クラフトビールに特化していこうと思いまして、クラフトビールはもちろん、グラスやTシャツなどの雑貨・グッズ類にも力を入れるようになりました」
取材に快く応じていただいた中島さんは、そんな風に軽い感じでお答えになられましたが、店内に入るとビールと、ビール関係の雑貨・グッズの豊富な品揃えに圧倒されます。
また、最初に通していただいた倉庫には専用冷蔵室が鎮座しており、店内の冷蔵具合も含め、品質管理には徹底的にこだわっているというお店の方針がよく分かります。

開店前にわざわざお時間を頂いて取材を始めたのですが、お話も面白くついつい10時の開店時間を過ぎてしまうと、開店とほぼ同時に店内はお客さんがいらっしゃり始め、お店の盛況ぶりも伺えました。

そんなご多忙の中、わざわざお答え頂いたインタビューをどうぞ。

スタッフさんインタビュー

--まずはお店の特色をお教えください。

中島さん:都心だったら、こういう風にクラフトビールをたくさん揃えている小売店も飲食店もあると思いますが、千住にあるというところがまず一つの特色だと思っています。
また我われはボトルセラーですし、お客様の中心は家飲みをされる方々ですから、家でもこだわりのビールを飲みたいという方々に集まっていただけるような店であるということも特色であり、またそのようになれればと常に努力しています。そして、そういうお客様たちが必ずしも皆さん都心に住んでらっしゃるというわけでもありませんし、立地的にも埼玉や千葉の入り口でもありますので、ちょっと帰りに寄って買っていただけるとか、そういうところもうちの特色のひとつになるのではないかと考えています。
当然、お店で飲むよりもお安くなってますし(笑)。
家飲みの味方になれればと、そんな風に考えています。

--今後の展望をお聞かせください。

中島さん:ビールの種類をもっともっと増やして、お客様がもっとビールを楽しんで頂ければいいなと思っています。
石田さん:今も、ほぼ毎日facebookで新商品の紹介を上げています。
中島さん:保存場所に頭を抱えているんですけどね。既に冷蔵庫がいっぱいなので、この先どうしていこうかと。

--グッズ関係も充実してらっしゃいますよね?

中島さん:はい、グラスやTシャツ、グッズなどのアイテム関係にも力を入れています。自分の好きな銘柄が出来ると、やはり家飲みでもその銘柄のグラスで飲みたくなるものですよね。それにビールはグラスに注いで飲んだ方が絶対に美味しいですから、そんな風にお客様が楽しんでいただけるように、グラスの品揃えにも力を入れています。また、Tシャツやコースターなどの雑貨にも力を入れています。ビールの面白みも広がると思いますので、雑貨・グッズ類ももっと増やしていきたいです。そういった雑貨やグッズから入る、ある意味カッコから入ってビールの楽しみを知るという方も増えて欲しいなと思っています。

--確かに、スタッフの皆さんもビール関係のワークシャツを着てらっしゃって、カッコいいですよね。

中島さん:いやいやそんな。例えば女性のお客様がデリリウムのトレーを可愛いから自分の部屋のインテリアにと、トレーだけを買われたりすることもあります。そういう方々がやがてビール本体にも興味を持たれ、魅惑のクラフトビールの世界に足を踏み入れて貰うというものアリだと思ってますし、そういうお手伝いも出来ればなあと思っています。

--スタッフの皆さんのビール知識が凄いですよね?

石田さん:そんなこと無いですよ。お客様の方が凄いです。お客様から教わったりして、ああこういうのが今流行っているんだとか勉強させて貰う形でなんとかやっていますよ。

--ビアフェスは行かれますか?

石田さん:シフトの関係で、「けやきひろば ビール祭り」には行けるかなと思ってます。
中島さん:ビールフェスも、もう毎週末開催されているくらいの盛り上がりですが、意外と行けません。やはり我われは小売なので、お店開けてますし。あ、このお店、一年間で唯一の休みは1月1日だけですからね。
石田さん:ビールフェスに行かれた感想をお客様から聞いて、羨ましく思って過ごしてます(笑)。

--休日は何をされてますか?

石田さん:街歩きが好きなので、輸入ビールを扱っているお店があるとなんとなく覗いてみたくなりますし、ふらっとビアパブとか寄ることもあります。

--お休みの時でもビールが頭から離れませんね?

石田さん:そこまででもないですよ。今、一日1本必ず違うビールを飲むというのが習慣になっているので、見かけたらなんとなく惹きつけられてしまうところはあります。プロの注ぎ方や、生と瓶では味が違うのかななども見ることが出来て、リフレッシュにもなりますよ。

--ところで、なぜ北千住なのですか?

中島さん:まあ、地元だというところがあります。あと、北千住も交通の便がイイというものあり最近地価が上がってきています。そんな理由から、昔からの個人商店街がどんどん減ってきているんですよ、採算の問題もありますから。特徴があるお店がどんどん無くなってきているというなかで、地元に変わった個性的な店をという思いは、千住に住んでいる人間としてあります。そういうお店が地元にあったら面白いだろうと。

--十年後、どんな風になっているといいですか?

石田さん:人と接するのが好きなので、今ブームとも言われている輸入ビールやクラフトビールを定着させるのが仕事かなと思っています。ですので、例えブームが去っても、石田を求めてお店にお客様が来ていただけるような、そんな風になっていたいですね。
中島さん:店そのものが残っているといいですね。存在させる続けることが既に大変なことですから。
千住にもこういう店があるんだという形で、店そのものが十年後も残っているといいんじゃないですかね。

--因みに、店内で吉田類さんの色紙を見かけたのですが?

中島さん:番組で取材されたんですよ。映ったの3分くらいでしたけど(笑)。
石田さん:番組を観たと、わざわざ遠くから来てくれるお客様もいらっしゃいます。

注)「吉田類の酒場放浪記
BS-TBSにて大人気を博しているお酒紀行番組。
店内には酒聖吉田類さんのサイン色紙も置いてあります。
羨ましい!

東京リカーランド,スタッフの皆さん

ご協力頂いたスタッフの皆さん
左から石田さん、岩淵さん、中島さん

店内の冷蔵庫

徹底した品質管理のもとに陳列されたビールたち

圧倒的な種類のビール(の一部)

圧倒的な種類のビール(の一部)

Brew Dog ブリュードッグ

Brew Dog 人気のブリュードッグもこんなに多種類の品揃え

日本のクラフトビールも多数

日本のクラフトビールも多数

様々な種類の専用グラスやビールグッズの一部

様々な種類の専用グラスやビールグッズの数々

吉田類

吉田類さんの色紙