ビール大国ベルギー

ビールの国というとみなさんはどこを思い浮かべますか?やはりドイツ?それともチェコ?あるいは、イギリスやアメリカという方もいるかもしれません。
しかし、ビール通の多くがその名を挙げる国、それこそがベルギーなのです。

Photo ©WBT - Alex Kouprianoff

フランスとドイツという超大国に挟まれ、オランダ、ルクセンブルクとともにベネルクス3国のひとつであるベルギー王国は、約3万平方kmの国土に人口1,100万人と、その規模だけを見れば日本の九州よりも一回り小さいといったところなのですが、ビールの種類の多さやそのバリエーションの豊富さでは、世界中のどんな国にも引けを取らないビール大国なのです。

ベルギー国内には120以上のビール醸造所があり、そこから造り出されるビールの種類は1,500を越えるとも言われています。
色味、味わい、香りからアルコール度数まで実に多彩なベルギービールは、世界のビールの中でも特別な位置を占め、世界中で愛好家が増え続けているのです。

専用のグラスが存在する銘柄が多いことも、ベルギービールの特徴の一つです。
銘柄のポテンシャルを最大に楽しむためには専用のグラスが不可欠であり、味わいの差は歴然としており、別物と感じられることさえあるそうです。銘柄によっては裏ラベルに専用グラスを勧める記述が入っているものまであります。

バラエティに富むベルギービールの中には必ず自分の好みにフィットする銘柄があるとも言われ、一度そのような銘柄に出会ってしまうと、その後一生をかけてベルギービールの、広く深く芳醇な森を彷徨い続けることになるとさえ言われています。

実に多様なベルギービールと、それを生み出す魅惑の国ベルギー。
びあトモ総力取材でお届けするベルギー特集、これを読めばあなたもベルギー通になれます。

取材協力・画像提供

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