ベルギービールお薦め10選
Photo © OPT-Gabriele Croppi
一口にビールといっても当然のごとく色々なタイプがあります。とりわけ、バラエティーに富んでいることで知られるベルギービールにおいてはなおさらのことです。
その一方で、ベルギー本国で消費されているビールの大半はピルスナー(現地ではpils ピルス)で、これは日本で造られているものと同タイプになります。
しかし、私たちを惹きつけてやまないのは、画一的ではないベルギービールの多様性で、製法から味・香り・色に至るまで、同じものはひとつとしてないと言われるほどに実に多様で深遠な世界なのです。色々な種類のベルギービールを実際に飲んでみて、それぞれお気に入りの1本を見つけるという、ベルギービールにのみ許された奥深い楽しみがそこにはあります。
とはいえ、あまりにも種類が多すぎてどれから飲めばいいのやら迷ってしまうのもまた事実。そこでビールの道先案内人びあトモがベルギービールを代表的な10タイプ毎に、それぞれお薦めの1本を紹介します。
これであなたもベルギービールという豊穣の海で迷う心配なし(?)
ホワイト・ビール
大麦麦芽と小麦で造った上面発酵ビール。白く霞がかった淡黄色で心地よい酸味が特徴の清涼感溢れるビールです。
ヴェデット・エクストラ ホワイト
アビィ・ビール (修道院タイプ)
アルコール度数の高い濃色の上面発酵ビール。一般の醸造所がトラピスト派以外の修道院から昔ながらの製法を受け継いで造っています。
マレッツ・トリプル
ランビック・ビール
ベルギーを代表する伝統的なビールで、独特の香りと強い酸味が特徴。ブリュッセル近郊でのみ造られ、空気中の自然発酵により発酵し熟成に1~2年要します。
ブーン・グース
ゴールデン・エール
ラガービールより淡い、美しい金色の上面発酵ビールで口当たりはまろやか。アルコールの高いものはゴールデン・エールと言います。
デュベル
レッド・ビール
オーク樽で熟成した、上品でまろやかな味わいと芳醇な香りが特徴。西フランダース地方で造られる深紅の上面発酵ビールです。
ローデンバッハ・クラシック
スペシャル・エール
他のビールカテゴリーには入らない、個性的で産地と非常に密接な関係を持つその土地独自の地ビールの総称。多種多様の味わいが楽しめます。
デ・コーニンク
トラピスト・ビール
修道院内に醸造所を持つトラピスト修道院でのみ造られ、その称号を許された修道院は世界で7ヵ所。その内の6ヵ所がベルギーにあります。
オルヴァル
セゾン・ビール
古典的で多種多様なスタイルの季節ビールで、一般的には泡がきめ細かく鮮やかなオレンジ色が特徴。
セゾン・レガル
フルーツ・ビール
フレッシュなホワイト・ビールの爽やかさとフルーティーな芳香が特徴のビール。フルーツの柔らかな刺激が心地よく、理想的な喉の渇きを癒します。
カンティヨン・クリーク
ピルスナー
もともとチェコに発生したピルスナービールの例にならって下面発酵ビール。さっぱりとした高品質の商品。
エスタミネ
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