ベルギービールウィークエンド 2015

published on 2015-04-20

BBW 2015がやってくる!

今年もベルギービールウィークエンドのシーズンがやってきました!!

開催地も一つ増えて全7都市、開催日も合計で52日。単純に1年365日を割り算すれば、週に1日は日本のどこかでBBWが開かれているという計算になります。
毎年盛況で、年を追うごとに規模も大きくなってゆくBBW、今やビール好きの定番中の定番イベントと言えるでしょう。

今年最初の開催地BBW名古屋まで1週間、びあトモでも各地の様子をお伝えしていく予定です。


名誉実行委員長のリュック・リーバウト大使と実行委員長の小西新太郎社長

まずは先月、ベルギー王国大使館で開かれたBBW2015記者発表会に行ってきましたので、そこで発表された内容からお伝えしましょう。

2015年のベルギービールウィークエンド最大の話題は、広島が新たな開催地として加わったことでしょう。
広島では7月8〜12日の5日間、旧広島市民球場跡地での開催が予定されています。

昨年はじめて開催された仙台も合わせて(もちろん、今年も仙台でも開催されます)、関東、関西、中部、九州に加えて、東北、中国地方とBBWは日本各地で開催されることになります。


ずらりと並んだベルギーのIPA

次の注目点としては、ビールのタイプにIPAが追加されたことでしょうか。

これまで、BBWではホワイト・ビール、トラピスト・ビール、ランビック・ビールなど全10種類にビールを分類してきましたが、昨今のクラフトビールのブームの牽引役ともいえるIPAが、ベルギーでも多数醸造されるようになってきたので、IPAを加えて全11種類でベルギービールを紹介してゆこうということになったそうです。

もちろん、多様性に富んだベルギービールのことですから、元より、ホップを通常よりもふんだんに使ったビールや、ドライホップの手法を使ったビールなど、IPAブームよりもはるか以前から同様のビールが存在していました。その意味では、今回のIPAというジャンルの追加はベルギービールの世界がただ伝統に固執する守旧・排他的なものなのではなく、常に革新的であり続けている証であるとも言えます。


毎年、会場を楽しく盛り上げてくれるBB+Gのお二人

その他の話題としては、特別なビールを集めた BBW Boutique が登場することでしょうか。
これは日本初上陸となるビールなど珍しい銘柄を、会場や日時毎に変えて販売するもので、どうやら、BBW 2015のために醸造されたBBWでないと飲めないビールというのもあるようです。
どんなビールと出会えるかは会場に着いてからのお楽しみ、期間中に何度も足を運ぶ楽しみがまた1つ増えました。

もちろん、今年も会場MCはベルジャン・トリオ「BB+G」です。パスカルさん、ダミアンさん、ティムさんの絶妙にして珍妙な(失礼!)トークで、例年、会場は笑いの渦に包まれています。
記者発表会では、残念ながらティムさんが来られませんでしたが、パスカルさんとダミアンさんには気さくに写真撮影に応じていただきました。


記者発表会の後に開かれたレセプションにて

記者発表会の後のレセプションでは、各種ベルギービールの試飲と(もちろん、IPAもいただきました)、フリットとワッフルという日本でも人気の2大ベルギー・グルメとのペアリング。
世界一のグルメ大国とも言われるベルギー料理の神髄はもちろんこんなものではないのですが、それでも、フリットとワッフルの美味しさは侮れません。ビールともよく合いますし。

ベルギーでは無形文化遺産にも登録されているフリットコット(フリットを売るスタンドのこと)に加えて、名古屋、福岡、横浜、広島ではデザート専用ブースも登場する予定なので、グルメ派の方の楽しみもさらに広がっているといえるでしょう。

なお、リニューアルされたBBW公式アプリBBWalkerを使うと、テイストチャートでビールのタイプを調べたり、自分の飲んだビールを記録したりできるほか、会場内のブースなどの配置や各ブースで飲めるビールなども調べることができますので、ぜひ、お手持ちのiPhoneにダウンロードしてからお出かけください。